志賀町と北陸電力に申入れ

志賀町役場での申し入れ 『ストップ!プルサーマル・北陸ネットワーク』の柚木共同代表から申入書を受け取る志賀町の生活安全課長・増田さん

5月9日(月)、志賀町役場と志賀町にある北陸電力原子力本部へ、『いま停止中の志賀原発は、運転再開せずに、このまま廃炉に』と、申入れに行きました。

《申入れの要旨》
志賀町の小泉勝町長に対しては;
1)志賀原発1号機、2号機ともに運転再開を認めず、廃炉にするよう北陸電力に申し入れること。
とくに、福島第一原発1号機~4号機と格納容器が同じマークⅠ型の1号機は、すみやかに廃炉にするための措置をとるように、北陸電力に申し入れること。
2)津波などへの対策に使う予定の150億円は、省エネルギーや再生可能エネルギー利用促進のために活用するよう、北陸電力に申し入れること。

北陸電力の久和進社長に対しては;
1)志賀原発1号機、2号機ともに運転を再開せず、廃炉にすること。
とくに、福島第一原発1号機~4号機と格納容器が同じマークⅠ型の1号機は、すみやかな廃炉措置をとること。
2)津波などへの対策に使う予定の150億円は、省エネルギーや再生可能エネルギー利用促進のために活用すること。

「申入書」の全文は、こちら。
2011年5月9日申し入れ志賀町 (99KB PDF)
2011年5月9日北陸電力申入れ (169KB PDF)
2011年5月9日内灘町からの申入れ (169KB PDF)

県内は珠洲から金沢までの各地から18名、富山からも3名が参加しました。

放射能を閉じ込めるはずの「五重の壁」はすべて破られ、原子力の「安全神話」
が完全に崩壊し、いまだに大量の放射能が漏れ続け、チェルノブイリを超えつつ
あるのかもしれないような放射能災害が進行しているのを目の当たりにしている
というのに、志賀町も、北電も、ほんとうに大変な事態が進行中であるという危
機感が、少しも感じられないような対応でした。

国が、津波および非常用電源対策に関して「北陸電力の対策で問題なし」と合格
のお墨付きを出せば、町と県は「待ってました」とばかりにその後の手続きを進
め、運転再開というゴールを目指して電力と行政が二人三脚で突き進むという、
今まで何度も繰り返されてきたことを、また繰り返すわけにはいきません。

「町も、もちろん北電も、原発を止める気など全くない」、「浜岡原発の停止も、
志賀原発の運転再開強行の理由にされかねない」というのが、私の印象でした。
今回の申入れは、 止めるための第一弾ということで、「さっそく、この次の手を
考えなければ・・・」と思っているところです。

☆志賀町では:
町長の都合に合わせて「申入れが8時半から」という早い時間になったのか
と思っていたのですが、町長・副町長ともに会議中とのことで、対応したのは
増田生活安全課長。

増田課長は「申入書を受け取とるだけ」のつもりだったような気配でしたが、
「廃炉は、ちょっとむずかしい。150億円を他にまわせといっても、国の指示
で電力が対策をたてるのだから、それもむずかしい」というのが最初の発言。

Q:いま福島で起きていることについて、町として どう受け止めているか?
A:あってはいけないことですから・・
 想定外というのは、使ってはいけないと思うが・・
Q:課長として、どう思っているのか?
A:心配はしている。

Q:運転再開を認めて問題ないと思っているのか?
A:現状では、再開受け入れはあり得ない。
 (と言いながら)
 北電の対策で住民が納得すれば・・(という言葉も)
Q:住民というのは、志賀町民だけか?
A:志賀町以外のところは、県が判断されると思う。

 町としては、国が津波対策の検証をすると思うので、それを見極めていく。
Q:対策がすべて完了する2年間は待つということか?
A:(これに対しては、明確な回答なし)

Q:住民は「動かさないで」という声が圧倒的。北電の一方的な説明会で済ませる
 のではなくて、町として、住民一人ひとりの声を聞いてほしい。
A:町議会があり、その他にも町内の各種団体がある(ので、そういうところで
 声を聞いていく)。どの地区でも、「原発に対して 反対と言えない」というこ
 とはない。

原発事故で町がなくなってしまうという事態が、現実に進行中だというのに、相変わらず「北電の対策を、国のほうで評価していただいて、それを受けて云々」という課長さん。彼自身は、不安を感じていないのでしょうか?原子力安全・保安院のお墨付きを、そのまま信じることができるのでしょうか?

北陸電力・原子力本部での申し入れ 『原発震災を案じる内灘住民の会』の申入書を読み上げる水口さん

最後に、内灘町(志賀町から40km)の水口さんからも「申入書」が提出されました。

また、富山の淡川(あいかわ)さんが、故・山本定明さんの著書『原発防災を考えるー自治体の責務と、ひとりができること』(桂書房 93年2月初版)を、「町長さんへ」と贈呈しました。

● 2011年5月12日の志賀町役場並びに北陸電力・原子力本部申し入れの写真です。
([SL]をクリックするとスライドショーが始まり。[FS]をクリックする拡大します。また、拡大画面から戻る時には[Esc]キーを押して下さい。)

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北陸電力原子力本部では:
対応は、原子力本部の地域社会部広報担当部長の酒井氏。

Q:いまの事態について、どう思っているのか。
A:みなさんに、ご心配をおかけしている。同業者として残念、遺憾。
Q:今まで言ってきたことに対する反省はないのか?
ず~っと、「絶対安全」と言ってきたのではないか?
A:ゼッタイと言ったかどうかは、ムニャムニャ・・・

Q:原発の再起動を言う段階ではないと言いながら、新年度の供給計画に原発が入っているのは、おかしいのでは?
A:計画は3月11日以前に公表していたもの。
Q:撤回すればいいじゃないか!
A:(回答なし)

Q:津波・電源対策だけで よいと考えているのか?
A:新たな事実が解明されれば、それに対応する。
 現在は、国から指示があった津波・電源対策に対応。
 今後、町民のみなさんに分かりやすく説明していく。

Q:町民が笑うような事故が繰り返されている。津波・地震対策をどうこう言う
 レベレ以前。これで、絵にかいた餅をいくつ並べても、そんなものは誰も
 信用しない。

 株主総会で「蛍光灯が切れたことでも報告している」と社長が自慢していた
 が、昨年6月、直前に起きた事故(制御棒の誤挿入)を隠して、プルサーマル
 の申入れをしたではないか。
 そもそも、1号機の臨界事故を隠して、2号機をつくったのではなかったか。
A:(回答なし)

このほか、「沖縄電力のつぎに小さい北陸電力だからこそ可能な脱原発、今こそ
新しい電力会社をめざすチャンス。応援しますよ!」と、何人もの参加者から発
言がありましたが、これに対しても、回答なし。

詳しくは、
LIVE録画映像を。 (49分弱。冒頭の数分が欠けています)

終了後、外に出たところで、先月の志賀町議選でトップ当選の堂下健一さん
インタビュー映像も(3:25)あります。

こちらは、「志賀町役場申し入れ」のLIVE録画映像です。(55:50)

[ Ustream配信 FM4649 ]

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