北陸電力がプルサーマルの申入れをした翌日、6月29日は株主総会でした。
開会前には、小雨の降るなか、にわか作りの《危険なプルサーマル反対!》という看板や、《北陸電力に原発運転の資格なし!》の横断幕を広げて、アピールしながら、参加者の皆さんにチラシ配り。
今年は、『原発って本当にエコですか?』というチラシとプルサーマル・リーフレットの2枚をセットで配布しました。
今まで事前質問は総会の1週間前に提出していたのですが、今年はそれより早めに出しました。ところが、まったくその甲斐なく、例年以上に内容のない一括回答で本当にがっかり。公益企業としての説明責任を、いったいどのように考えているのでしょうか。
しかし、「株主総会で答えるべきことは100%答えている」というのが、法規課の株主総会担当チームの見解なのです。
「使用済みMOX燃料をそのまま燃料プールに保存することになるのではないか?少なくとも、使用済みMOX燃料の処理処分方法が確立するまでは、プルサーマル実施は見合わせるべきではないか」という質問に対する回答は、「使用済み燃料プールで安全に貯蔵できる。1号機はあと10年分、2号機はあと20年分貯蔵する余裕があるので問題ない」というもの。
『ごくわずかな量(50kg未満)のプルトニウムしか保有していない北電が、なぜプルサーマルをやらなければならないのか?』
『これだけのプルトニウムでムリにプルサーマルをやって、どれほどの“ウラン資源節約効果”があるのか?』という質問には、まったく回答なし。
「プルサーマルに質問集中」といった報道が多かったけれど、残念ながら実のある質疑応答があったわけではありません。
社長は「地域の理解と安心を得られるよう、分かりやすい説明に努め、安全を最優先に取り組む」と言っていましたが、北電の言う「分かりやすい説明」とは何なのでしょうか。「地域の理解と安心」と言うけれど、“株主の質問には答える必要なし”ということなのでしょうか。
プルサーマル関連だけでなく、今まではある程度は回答していた電力需給関係の質問などに関しても、
ろくな回答をしないまま、1時間57分で総会は終わりました。
それにしても、こんな株主総会でよいのでしょうか。
とにかく、経営陣の緊張感が感じられないのです。
役員の皆さんが原発の抱えている潜在的は危険性の大きさを、果たしてどれほど認識しているのか、気がかりです。この緊張感のなさが、大事故につながらなければよいのですが。
まだまだ力不足の私たち(北陸電力と共に脱原発を進める株主の会)ですが、電力会社にとっては一円の得にもならないはずのプルサーマル、なんとか止めさせたいものです。
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